冠婚葬祭Q&A マナー辞典 > 葬のマナー > 危篤~臨終[弔問者] > こちらから対面を申し出てもよいのか?
故人ととくに親しい間柄だった人には遺族から対面を勧められることがあります。そのときは謹んで対面しますが、それ以外は申し出ないのが礼儀です。
対面するときは合掌して、ていねいに拝礼しますが、手を出して遺体にふれるようなことは慎みましょう。また対面も短い時間で切り上げるようにします。
遺体と対面したあとに、死因や病気のことなど長々と質問することは慎みましょう。「安らかに眠っているようなお顔ですね」とか「きれいなお顔ですね」などぐらいの感想にとどめ、不謹慎な冗談などは決して言わないようにします。
仏式の場合、線香の本数は、宗派によって一本、二本、あるいは一本を二つに折るなどさまざまですが、死亡時は一本がしきたりです。ろうそくの灯で点火し、線香の灯は手であおぐか、あるいは手にもったまま下にスッと引いて消します。まちがっても息で吹き消したり、線香を振ったりしてはいけません。