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改まった手紙を書くときに注意点は?

「て」「に」「を」「は」を省略しない


ごく親しい間柄ではついつい省かれがちな「て」「に」「を」「は」ですが、ていねいな手紙、目上の人への手紙で省略するのはタブーです。手紙を書き終えたあとに読み返し、しっかりとチェックしましょう。

「前略」は使わない

最初の季節のあいさつを省くときに用いるのが「前略」ですが、目上の人へは「拝啓」で始め、前付けのあいさつもきちんと書きます。「前略」とした場合は、あいさつ文を書いてはいけません。

自分を指す言葉は行のはじめに書かない

「私」などの自分を指す言葉や身内の者を指す言葉などが行のはじめにこないようにします。そのために、前後の文字数や詰め方を工夫して調節するようにしましょう。

相手の名前を行の終わりに書かない

先方の名前、敬称や「御」の字が行の終わりにこないようにします。もしも、行の終わりにきてしまったら、余白を残しても改行(行を変える)するようにしましょう。

COLUMN
ワープロで手紙を書くときは?
原則的には、ワープロはビジネス通信に使うものと心得ましょう。しかし、悪筆を理由に筆不精になってしまうことを考えれば、目上の人に私信を出す場合以外は、それほど手書きに固執することもないかもしれません。ワープロの機能にもよりますが、①毛筆風の書体を選ぶ②行間を広めに設定する③行末を揃えてしまわずに、句読点のキリのよいところで改行する④手描きのイラストを添える⑤和紙などの素朴でナチュラル感のある便せんを使う、などを心がければあたたかなイメージの手紙になるでしょう。宛名と文末の署名は必ず自筆で記すことです。

自分と相手の呼び方


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