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おいとまするときのタイミングやマナーは?

話題がひと段落したらタイミングよく切りだす


用件にもよりますが、滞在時間は一時間以内がふつうです。あらかじめ何時から何時までと約束しているのならそれを守りましょう。相手の都合も考えずに用件がすんだ後も、いつまでも世間話をして長居をするのは無神経というもの。「もうこんな時間。長居をしまして、そろそろおいとまします」とタイミングよく切り出します。引き留められても、ほとんどの場合、社交辞令と受け取ってまちがいありません。ごく親しい間柄でなければ遠慮するほうが賢明です。丁重にお断りして席を立ちましょう。

印象を決定づける別れ際の振る舞い

部屋を出るときは、「本日は大変楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました」など、おもてなしを受けたお礼を伝えます。玄関でスリッパを脱ぐときは、向きを変えずにドアに向かって立ったままで脱ぐようにします。そして、靴を履いたら、スリッパをきちんと揃えてもとの位置へ。このとき、スリッパを重ねたり端に寄せたりしないこと。たとえ帰りを急いでいるときでも、最後までていねいに振舞うようにしましょう。帰り際にも再び「ありがとうございました。また、お伺いさせていただきたいと思います」と笑顔でお礼を言います。

コートは外で身につける

冬場の訪問なら帰り際に、玄関で預けたショールやコートを受け取ります。訪問前に、玄関の外で脱いだのなら玄関を出てから身にまとうのがマナー。けれども、相手が「どうぞこちらでお召しになって」とすすめてくれたら「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて」と断ってコートは着てもかまいませんが、ショールや手袋は外に出てから着けます。雨の日のレインコートもすすめられてから身につけるのが礼儀ですが、雨が強い時にはこちらから「失礼してコートを」と断ります。

親しい間柄なら帰宅したらすぐ電話をかける

夜の訪問者や遠方、年配者など、先方が心配するようなときは、無事に帰宅したことを電話で報告します。もし、帰宅が深夜になった場合は、翌日にしてもかまいませんし、目上の方を訪問したときには、翌日、お礼状を出します。

訪問のお礼状は三日以内に出す

目上の方が忙しい合間をぬって時間をさいてくださった場合などに、訪問のお礼状を出すなら三日以内にします。字を書くのが苦手だからと言って敬遠せず、ていねいな字で感謝の心をしたためればそれで気持ちは伝わるものです。訪問後、お礼状が届けば、きっと今後のお付き合いもスムーズにいくことでしょう。

COLUMN
和室での立居振舞い
和室での基本マナーとして心得ておきたいことは、敷居や畳のへりを踏まないようにすること。敷居をいつも踏んでいると立て付けにも影響が出るうえ、畳のへりは昔、厚みがあり、その上に足をのせることは不安定ですし、へりもいためます。マナーとはこのように合理的理由に基づいているものなのです。座礼も立礼と同じく最敬礼と深いお辞儀の敬礼、中くらいのお辞儀と三通りの会釈があります。訪問先で最初のあいさつとおいとまのときのお辞儀は、上体が水平になるくらいまでの深いお辞儀をします。ごく親しい相手の場合は上体を十五度ぐらい倒す中くらいのあいさつでいいでしょう。部屋に入るときに敷居ぎわでするお辞儀は会釈です。いずれの場合も、背中は丸めず、腰から上体を倒し背筋をシャンと伸ばすのがポイントです。


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