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集会や共同作業での心得は?

地域の活動には積極的に参加する

地域の方々と気心を通わせ、地域社会に溶け込むには、集会や共同作業へ積極的に参加することです。地域の自治体などで実施される催しには、時間が許すかぎり参加するようにしましょう。自治会の役員として選出された場合にも、自分たちが生活する地区なのですから快く引き受け、少しでも協力するのが住民としての務めです。役員に数多くの役割分担があるのなら、自分の得意分野で才能を発揮するのもいいですし、苦手分野にチャレンジするのもいいでしょう。とにかく、参加することで地域に役立つ一方、地域を理解し、愛着も深まり、自分自身にも新たな体験としてプラスになるのですから、前向きに取り組みたいものです。

共同作業は住人としての義務

マンションの駐車場や住宅内の共有スペースの清掃、年に一度の大掃除などは、地域住人が共同して行うことが多いようです。こうした共同作業は、できるだけ休日に実施するようにし、仕事を持っている人も無理なく参加できるようにしましょう。そうすれば、主婦の参加ばかりが目立つこのような集まりに、男性も共働きも出席しやすくなります。日頃は地域の人々と交流するチャンスがない人たちこそ参加するように心掛け、コミュニケーションを計ることが大切です。

COLMUN
集合住宅の共有スペースで気をつけたいこと
エレベーターや階段、廊下、中庭など、集合住宅の共有スペースではマナーをわきまえなければなりません。たとえば、メールボックスから郵便物を取り出すときに、投函されていた広告やチラシ類を数枚落としてしまっても「自分には必要ないものだから…」とそのまま立ち去ってしまうなどモラルに反します。自宅の玄関ならゴミを散らかしたままにする人はいないのに、共有スペースとなると、つい気がゆるみがちになってしまうのでしょう。自分が出したゴミでなくても目についたものは拾って捨てるように心掛けましょう。これは自転車置き場でも同様で、乱雑な並べ方になっていたら次に自転車を置く人のために整理してあげるくらいの心づかいが大切です。そのほか、人々が通路として利用する廊下に個人的な物を置いてしまうと通行の妨げになります。店屋物の食器類もつまづく原因になりかねませんし、見た目にも美しいものではありません。できれば、引き取りにくるまでの間は室内に置いておくべきでしょう。解放廊下などでの騒音にも気をつけなければなりません。おしゃべりするうちについ声高になってしまうことも多いもの。そうなれば、人の話し声も一つの騒音です。訪問客を見送ったり、子供連れでの外出時などにも注意しましょう。


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