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トラブルを避けるためのポイントは?

ルールを守って秩序ある生活を


近所づき合いで起こりがちなトラブルは、それぞれの地域ごとにある決まりや習慣などのルール違反が多いようです。たとえば、ゴミの収集日と場所、共有スペースの掃除、街灯や下水道の管理など、快適な生活を守るための規則や約束事をしっかり守るようにしなければなりません。こういった決まりを守ることは、地域社会のメンバーとしての最低限のエチケットであり、当然の義務なのです。

秩序を乱す人には、伝言メモで呼びかける

ゴミを出す日を間違えたり、分別しないで出すような人がいて周囲に迷惑をかけているようなら、注意したり伝言メモなどを使ってルールを守るよう呼びかけましょう。そのときには、個人的に伝えるのではなく、共同体としての意見を代弁するように伝えることが大きなポイントです。

噂話に耳を貸さない

昔から“他人の口に戸はたてられない”という言葉があるように、他人の噂話というものはあっという間に広まっていくものです。それだけに、相手をほめるような内容であったとしても、その場にいない人の話題に花を咲かせることは注意しなければなりません。もしも、話題を変えずに相手の調子に合わせて聞き上手でいると、人から人へと話が伝わっていき、あなた自身が噂の発信源とされかねないからです。近隣の方と立ち話をするうちに話題が他人のプライバシーに関する内容になっていきそうだったら、さりげなく話題を変えることが得策だと言えるでしょう。同意を求められたとしても「私ってほんやりで、そのへんのことちっともわからないのよね」「なんだかのどが渇いたわ。お茶でも入れましょうか」とごまかしていればいいのです。まちがっても「そうねえ」などとあいまいな返事で受け答えするのはやめましょう。

借りたものはできるだけ早く返却する

現金や高価な品物となれば、誰もが慎重に取り扱いますから簡単に貸し借りすることはまずないでしょうが、雑誌やビデオとなると、つい「今度会った時にでも返せばいいわ」と気安く考えてしまいがちです。物に対する価値観は人によってかなり差がありますから、借りたものの値段に関係なく、どんなに些細な品物であっても大切に扱うようにし、なるべく早く返すようにしましょう。「そのうちに…」などと考えているとうっかり紛失してしまったり、ルーズな人だと信頼を失うことになってしまいます。すぐに返す自信がないのなら、物の貸し借りは避けるようにするべきでしょう。


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