冠婚葬祭Q&A マナー辞典 > 結婚のマナー > 結婚式・披露宴[参列者] > 披露宴当日
受付は新郎側、新婦側に分けられていることが多いのでまず確認し、受付係の人に「おめでとうございます」とあいさつをしましょう。
ふくさから祝儀袋を取り出し、係の人に向けて「お祝いです」と両手で差し出します。その後に芳名帳に記帳しましょう。
開宴時間になると、係から入場の案内がありますから入り口に近い人からすみやかに入場します。このとき、若い人が先に席について年長者を待つのがマナー。また、入り口では新郎新婦、媒酌人夫妻、双方の親の前で立ち止まり、ひと言お祝いの言葉を述べます。
会場に入ったら席次表に従って着席します。着席するときに同じテーブルの人に軽く会釈をし、椅子の左側から座りましょう。
席に着いたら、同卓の人どうしあいさつを交わし、初対面なら自己紹介をして打ち解けましょう。
バック類をテーブルの上に置くのはタブー。背と椅子の間にはさむかバッグハンガーに下げます。大きいものは右側の足もと奥に。手袋ははずしましょう。メニューを拝見し、席札と重ねて左前方に置きます。帰りがけに持ち帰ることを忘れずに。
乾杯のときは、お酒が飲めない人も辞退したりジュースにかえたりせず、グラスに口をつけるようにします。食事が始まったら、まわりの人と会話を交わしながらたのしくいただきましょう。ただし、祝辞、スピーチの始めと終わりには手を休めて拍手すること。またスピーチや余興の間は食事を続けてもかまいませんが、私語は禁物。同卓の人がスピーチするときは、食事の手も休めたほうがいいでしょう。
COLUMN
子ども連れで出席するときの心得
◆子ども連れのときは末席を用意してもらう
披露宴への子ども連れは避けるのがマナーです。もし、招待者の好意で子どもの同伴をすすめられた場合は、何かあったらすぐ外へ出られるよう、出入口近くの席にしてもらいます。
もちろん、まわりの迷惑にならないよう、子どもがぐずったり騒いだりし始めたら、すぐに外に連れ出すようにします。おもちゃや絵本を持参する方法を。
◆ホテルの託児サービスを利用する方法も
なお、ホテルによっては託児サービスを行っているところもあります。予約が必要な場合が多いので、利用するときは事前に電話で問い合わせるとよいでしょう。