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見合いのセッティングで大事なことは?


●お茶とお菓子で気軽に話し合える場を設定する

 
 双方が同意したら、見合いの段取りに入ります。紹介者は当事者の希望をよく聞いたうえで、日時と場所のほか、服装、付き添いの有無など、双方のバランスがとれるようアドバイスします。
 
 まず、日時と場所。かつては、見合いの日取りも吉日の午前中がよいとされていましたが、最近は当事者の都合に合わせ、くつろいだ気分で話のできる土曜、日曜、祝日を選ぶのが一般的です。時間は、午前中なら十時~十二時まで、午後なら二時~四時くらいの間がいいでしょう。ただし、女性の家が会場から遠い場合は、女性の身支度の時間を考えて午後に設定するよう配慮します。
 
 場所は、ホテルのティーラウンジやレストラン、予約席のある喫茶店、あるいは紹介者の自宅などが一般的です。よく使われるのは、ホテルのロビーで待ち合わせて、ホテル内のティーラウンジを利用するスタイル。初対面の間柄でいきなり食事をするのは気づまりなものです。お茶とお菓子で二時間ほど、気軽に話し合うのがいいでしょう。食事どきを避けるのは、紹介者宅で行う場合も同様です。



●服装のバランスを考えてアドバイスする


 服装については、まず女性側の意向を聞き、そのうえで男性側にバランスのとれる服装をアドバイスします。改まったよそおいか、外出着程度かは、見合いの場所によって決まりますが、会場が喫茶店やホテルのティーラウンジの場合は、外出着程度でいいでしょう。女性側がドレッシーなよそおいを主張したら、男性側にはダークスーツを着用してもらうようアドバイスします。


●付き添い人がつく場合は双方一人ずつ


 最近は付添い人なしのお見合いが一般的ですが、どうしても付添い人がいるなら、双方一人ずつ。一方だけ付き添いがいて、一方は本人だけといったことのないように気をつけます。
 
 付き添いについて相談を受けた場合は、男性側には母親が、女性側には父親が付き添い、それぞれ異性の目で判断するようアドバイスします。


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