冠婚葬祭Q&A マナー辞典 > 結婚のマナー > 縁談を求めるとき > 見合いにふさわしい服装は?
服装で人を判断してはいけないといわれますが、よそおいがその人の自己主張の一つであるのも確かです。その人の日常の暮らしが表れるような、いかにもその人らしい服装で見合いの席にのぞむのがいちばんでしょう。とはいえ、初めての人に会うのですから、TシャツにGパンでは相手に失礼。多少改まった服装、礼を尽くしたよそおいが必要です。
男性はビジネススーツ、女性はワンピースかスーツが一般的です。着馴れない和服や特別の日のよそおいよりも自分に似合った服を選び、個性や長所をPRしましょう。ただ、あまり普段着すぎても、気持ちに張りがでないでしょうから、ブラウスは絹にするとか、上質素材のスカートにするなどの配慮を加えてください。若い女性に不似合いの豪華なアクセサリー、ブランド品などは、敬遠されるか悪印象を与えるだけです。派手な感じは日常生活に程遠いものですから、生活感覚に合わせて控えめにするほうがいいでしょう。香水のつけすぎも周囲に迷惑です。
もう一点気をつけたいことは、見合いの場所、時間に合ったものを選ぶことです。
たとえば、夜、ホテルや高級レストランで行う見合いなら、男性はフォーマルに近いダークスーツを、女性は少し派手めにおしゃれをしたほうがいいでしょう。昼間の喫茶店や紹介者の家で会うのなら落ち着いた感じに、あるいは郊外のドライブインとか公園で会う場合はスポーティな雰囲気といった具合。いずれにしても、その場、時間にマッチしていること、本人が着て違和感がないことが大切です。
どの程度のよそおいにするか迷うときは、紹介者に相談するなり、前もってこの程度のよそおいにしたいと希望を伝えましょう。お互いに相手と服装がちぐはぐにならないよう、あらかじめ紹介者に相手側の服装を聞いておくのもいいでしょう。