冠婚葬祭Q&A マナー辞典 > 慶事のマナー > 慶事のマナー > 開店・開業の披露はどのように?
最近では,サラリーマンからの転職や、定年後に第二の仕事を自分で始める人も少なくないようです。新しくお店を開いたり、事業を始める場合には、早めに友人や知人のリストを作成し,披露の準備に取りかかります。
こういった開店・開業披露は、実際に開業する前に、親しい方たちや工事関係者,取引先の方たちを招待して行います。できるだけ多くの方を招くためにも、立食形式のパーティにして、お酒や軽食でもてなすのがいいでしょう。
業種によっても違いがあり、形はとくに決まっていませんが、今後の商売の繁盛を願う景気の良い披露の会を催したいものです。一般的には、一度に大勢招いて店や会社を見てもらい,別に席を設けてもてなす方法と,招待日を数日のあいだ設け、融通のつく時間に自由に来てもらう方法があります。どちらにしろ、業種や事業内容を考えて,最も適した方法を選ぶようにしましょう
開店・開業を披露する場合には、記念品は必需品です。これからの仕事にもかかわってくることなので、記念品は気の利いたものを用意しましょう。業種にちなんで考えることが先決ですが、ポピュラーなのは、ライター、ボールペン、キーホルダーなど。最近では、テレフォンカードも主流です。
ただし、もらってうれしいのは,自分ではわざわざ買わないけれど,しゃれていて、あると便利な品。 バッグハンガーや拡大鏡,眼鏡スタンドやゼムクリップを入れるケースなどを用意してもおもしろいのではないでしょうか。
何にせよ、多くの方たちに新しい店や会社を覚えてもらうことが目的です。ありきたりの品よりも、ひとひねりした記念品で、お店や会社をアピールしてみてはいかがでしょう。この際、記念品に電話番号とお店の名前や会社名を入れてることを忘れないように。