冠婚葬祭Q&A マナー辞典 > 慶事のマナー > 慶事のマナー > 定年退職後のおつき合いは?

定年退職後のおつき合いは?


●心が通い合う自然なおつき合いはこれから

 
 ワーカホリック(仕事中毒者)と言われる日本人にとって、定年退職は長年の職務に対する達成感や解放感とともに、一抹の寂しさを感じるもののようです。しかし、長寿社会の現代では、定年からが自分らしく生きることのできる時代とも言われています。定年を迎えたあとも、自分らしく前向きに第二の人生を楽しく過ごしていきたいものです。

  退職に際して、職場の人や友人などなら、長い労苦と無事勤めあげたことに対して、ねぎらいとお祝いの気持ちを贈りましょう。また、本人からは、いままでの感謝の気持ちを届けるようにします。

  本来、餞別にお返しは必要ありません。少し時期を置いてから、元気で新たな人生を歩み出していることを手紙などで報告すればいいのです。きちんとお礼や感謝の気持ちを伝えたいなら、記念になる品やお酒などを贈ってみてはいかがでしょう。いままでは、仕事上のしがらみや義理があった人たちに対しても、定年後なら自然なつき合いができることもあるはず。むしろ、本当に心の通う自然体のおつき合いができるのはこれからかもしれません。


このページのトップへ