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包み方の基本は?

包んだときに右側になるのが慶事、左側が弔事


第一は品物を紙で包むことです。和紙の包み方も、かつては中の品物によって折形が異なっていたため、数百種の包み方があったと言われています。現在では、大体がパターン化していますので、その方法をまずマスターしましょう。包む和紙は、檀紙、奉書紙、糊入れなど。格式の高い贈答にはシボのある独特の風合いの檀紙を用います。目録などや一般贈答には、片面にちょっとケバのある奉書紙を。糊入れは略式の場合にのみ使います。通常は、結婚祝いには二枚重ね、そのほかは大抵一枚で包みます。ていねいな贈り物の場合には、四方からたたむだけにします。また包んだとき、右側になるのが一般慶事で、弔事は左側にするのがしきたりですが、現在ではあまり区別をしなくなってきたようです。なお、包む品に合わせて紙の上下を折る場合は、慶事では下側を、弔事では上側を折るのが決まりです。ちなみに、和紙の包み方を見ると、およそ中の品物の見当がつくのが、日本の折形の特徴だということも覚えておくといいでしょう。


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