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仏具はどのように飾る?

上座に注意して飾る

 
 一般的に礼拝する人から見て、中央が最上座。右側は左側よりも上座になります。
 上段の中央に本尊を、その左右に脇侍を祀りますが、宗派によって異なった決まりがあります。脇侍の前に位牌を安置しますが、位牌が複数ある場合は、古い先祖を向かって右に祀ります。
 三具足は、向かって右にろうそく立てを、中央に香炉を、左に花立てを飾ります。五具足の場合は、花立てとろうそくを左右対象に置き、鈴はろうそく立ての右に置きます。

COLUMN
仏壇を用意できなかったら?
 
 さまざまな事情で仏壇を用意できないこともあります。そのようなときは、部屋の適当な場所に小机などで壇をつくり、位牌と三具足を並べます。季節の花を飾って毎日礼拝すれば、それが何よりの供養となります。
仏壇を買い替えたら?
 古い仏壇に入っていた本尊や位牌の遷座(他へ移す)法要を僧侶を招いて行い、新しい仏壇にそれらを移します。不要になった仏壇は、仏壇屋に引き取ってもらいます。供養してからは焼却してくれますので、ふつうのごみと同様に捨てないようにしましょう。
仏壇の手入れはどのように?
 一週間に一度くらいは掃除をしたいものです。掃除を始める前に、まず合掌礼拝をします。
 脂や指紋が金箔の部分に着かないように、薄い手袋をはめます。柔らかい乾いた布でぬぐいますが、湿気をきらいますので気をつけましょう。金箔の部分は、筆や羽バタキを使うとよいでしょう。燭台や鈴は、真鍮みがき剤で一か月に一度くらいは磨きましょう。


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