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どんなときに弔問を遠慮する?


●間近に慶事をひかえているとき

 
 本来、弔事は慶事に優先するものですが、身内の慶事が数日後にひかえているときなどは、遺族の悲しみを増すことにもなりがちですので、遠慮したほうがよいこともあります。ただ通夜や葬儀には必ず参列します。

 知人の慶事の予定がある場合は、弔問することも、慶事への出席もさしつかえありません。ただし弔問先で出席予定の慶事の話をしたり、慶事の場で弔事の話題を持ち出すことはタブーですから気をつけましょう。



●弔問することで遺族がいっそう悲しむ場合


 例えば、こどもを亡くした親の前に同じ年かっこうの人が弔問することは、親の悲しみや嘆きを増幅させることになりがちです。このような場合も弔問はひかえ、通夜や葬儀に参列するようにします。



●急死で事情がわかりにくい場合


 事故死や変死などの場合は、第三者のすぐの弔問はひかえたほうがよいでしょう。近親者であれば、すぐに駆けつけて遺族を励ますことも必要でしょうが、事故死や自殺などのときは、密葬だけですませることもありますから、遺族の気持ちをくんで連絡がなければひかえます。


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