冠婚葬祭Q&A マナー辞典 > 葬のマナー > 危篤~臨終[弔問者] > どんなときに弔問を遠慮する?
本来、弔事は慶事に優先するものですが、身内の慶事が数日後にひかえているときなどは、遺族の悲しみを増すことにもなりがちですので、遠慮したほうがよいこともあります。ただ通夜や葬儀には必ず参列します。
知人の慶事の予定がある場合は、弔問することも、慶事への出席もさしつかえありません。ただし弔問先で出席予定の慶事の話をしたり、慶事の場で弔事の話題を持ち出すことはタブーですから気をつけましょう。
例えば、こどもを亡くした親の前に同じ年かっこうの人が弔問することは、親の悲しみや嘆きを増幅させることになりがちです。このような場合も弔問はひかえ、通夜や葬儀に参列するようにします。
事故死や変死などの場合は、第三者のすぐの弔問はひかえたほうがよいでしょう。近親者であれば、すぐに駆けつけて遺族を励ますことも必要でしょうが、事故死や自殺などのときは、密葬だけですませることもありますから、遺族の気持ちをくんで連絡がなければひかえます。