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祝儀・チップの渡し方は?

分相応、サービス相応な金額を渡す


 贈りもののなかでいちばん難しいものは、祝儀・チップだと言えます。チップが日常の習慣となっている国ではおよその金額が決まっているので、性別、年齢を問わず差し出せますが、日本のようにその決まりや習慣が定着していない場合、ぎこちなさが伴いがちです。
 祝儀もチップも「気持ち」が大切ですから、その気持ちを素直に表すのが基本。それを現金で示すには分相応に、また相手の好意やサービスにも相応であるべきです。たとえば、経済力のない若い人が祝儀を渡すのは不自然ですし、受ける側も負担になってしまいます。あくまで分をわきまえた贈りものというのが、祝儀やチップの大切な点です。

祝儀やチップはサービスを受けたあとに

 日本でチップが必要と考えられるのは、高級クラブやゴルフ場など欧米の習慣を受け継いだ施設やサービスを利用した場合、日本旅館や料亭、美容着付けなど日本で祝儀が習慣化しているものを利用する場合です。しかしながら、これらの中にはサービス料が正規の料金に加算されている場合があります。こういったときには必ずしもチップや祝儀が必要とは限りません。このほかには、サービス業を利用した際、正規のサービス以上に余分な手間をかけさせたりした場合に感謝の気持ちを表して贈ります。
 祝儀やチップは、そのサービスを受けたあとに渡すのがマナー。先に渡して「これでしかるべくお取り計らいを・・・」というのは避けましょう。男女同伴の場合は男性が渡し、女性だけの場合はその中の年長者が渡すのがエチケット。ゴルフ場ではハンディの上の人。ゴルフ場やクラブなどではとくに注意したいものです。

COLUMN
餞別の由来

 もともと「餞別」は、旅だつ人に対して贈るもの。昔の旅は交通面で困難を伴うものでしたから、出発の前に身を清めてお祓いをしたり、隣人や親類を招いて別れの宴などを行い水杯をかわしたりしていました。「餞別」の「餞」には「酒食を供えて食べさせる」の意味があり、文字どおり「共に食べて別れる」ということになるわけです。そして、その宴の席で食べものやお守りなどを贈ったのが「餞別」の始まりとされています。
 しかし今では、旅といえばレジャーのひとつ。交通機関も発達して、誰もが気軽に出かけられる時代になりました。ですから、現在では旅に出る人に餞別を贈るのは、特別な場合や身内などのごく親しい間柄ものみ。それよりもむしろ転居や転勤をする人へ、これまでのおつき合いに感謝の意を込めて金品やはなむけの言葉を贈ることを餞別というほうが
一般的でしょう。


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