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災害見舞いを受けたときのお礼は?

早く立ち直って元気な姿を見せるのが返礼


 災害に遭って多くの方から励ましやお見舞いをいただいたら、早く元に復するのが何よりのお返しです。病気見舞いなどとも違いますから、災害見舞いに対しては内祝いはしないのが普通です。
 一段落したらお礼状を出したり、あいさつに伺うようにします。そして、元の生活に戻れたら「おかげさまでこのように元気になりました」という報告のお礼状を出します。こういった報告が、相手の好意への返礼ですから、品物でのお返しは必要ありません。
 火事で失った家を再建できた場合などには、見舞ってくださった方を招いて立ち直った姿を見てもらうのがいちばん。もてなしの方法は簡単な手料理で十分です。
 近火などでお見舞いを受けた場合には「近火見舞御礼」として軽い品を配るのが好ましいでしょう。かつては酒一升などと言われていたようで、お酒が良さそうなお宅なら昔の習慣どおり、あるいはそれに代わる品として食品か日用品などを贈ります。この場合は、五本結びきりののし紙で「薄謝」「寸志」と表書きします。災害が一応落ち着いた時点で、なるべく早くあいさつしたいものです。











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