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五月人形、鯉のぼりの飾り方は?


武者人形はスペースに合わせて飾る工夫を


五月五日は端午の節句です。この日は別名・菖蒲の節句とも言い、もともとは厄除け、魔除けの行事が行われる日でした。現在のように男の子の節句になったのは、「菖蒲」の音が「勝負」や「尚武」に通じることからだと言われています。端午の節句には武者人形や鯉のぼりを飾ります。一般的な武者人形は三段飾りのもの。上段の後ろに金屏風を立てて中央によろいかぶと、左右に弓矢と太刀を飾ります。二段目の中央には太鼓、右に陣笠、左に軍扇を、さらに、その左右に座敷のぼりを立てます。三段目の両脇にはかがり火を立て、中央に菖蒲酒、左右に粽(ちまき)と柏餅を供えるのが正式です。五月人形もひな人形も同じく、正式には一揃いすべてを飾る必要はありません。太刀一振りやかぶとだけを床の間に飾ってもいいでしょう。最近よく見られる住宅なら、武者絵の前に太刀飾りだけというのも、すっきりとさまになるのではないでしょうか。

鯉のぼりは家に男子がいるあかし

また、鯉のぼりは五月の象徴とも言うべき存在。以前は士族の家などに男児が生まれると「ここに男子あり」との印にのぼりを立てたものです。この印が一般家庭では鯉のぼりになり、端午の節句にあげるようになったのはずいぶん時代を経てからのことだと言われています。鯉のぼりは竿の先に回転玉か駕籠玉、その下に矢車をつけます。そして上から順に、吹き流し、真鯉、緋鯉の順に取りつけます。正式には朝のうちにあげて、日暮れに下ろすのがしきたりです。関東以西では、現在でものぼりを立てる地方が残っていますが、関東から東北にかけては鯉のぼりをあげる家が多く見られます。男の子の数だけの鯉のぼりが風にたなびく姿は壮観。とはいえ、都会地では威勢良く空を泳ぐ鯉のぼりを上げる空間が少なくなってきているのが現状です。


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