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年始まわりに伺う範囲は?

お世話になっている方に暮れのうちに予約を

隣り近所にも年始のあいさつに伺っていた以前と違って、近頃では年始まわりは親の家や仲人宅、上司宅、恩師の家などと特別にお世話になっている方に限られるようになっています。これは、お正月の休みを家族水いらずで過ごしたり、旅行をするようになってきたためと思われます。年始客のもてなしに明け暮れていては、勤労者世帯ではせっかくの休みもゆっくり過ごせないでしょうし、とくに、都会生活者の間では、予告なしの訪問者は必ずしも歓迎できる状態でなくなってきたからでしょう。こうしたことも考慮し、そのうえで年始のあいさつに伺いたいと思うお宅があれば、暮れのうちに都合をたずね、予約しておくのが最近のマナーだと言えます。年賀の品は、ごく簡単なもので十分ですが、もし、お歳暮を贈っていない場合には、それに準じた品にのし紙をかけて、表書きは「御年賀」とします。先方が留守の場合には、名刺かメモを郵便受けなどに置いておきます。できるだけ避けるべきですが、予告なしに伺ったときは、玄関先のあいさつのみで失礼するようにしましょう。


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