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欠席の場合、祝電はどのように?


●くだけすぎずにオリジナリティを持たせる

 
 披露宴に招待されていなかったり、招かれたけれども欠席するような場合は、祝電でお祝いの気持ちを伝えましょう。

 電報は、電話局、電話の一一五番で申し込めます。結婚シーズンや大安の日などは込み合うので、早めに申し込むほうが間違いありません。配達日の十日前から三日前までに「日時指定電報」で申し込むと、確実な上一五〇円割り引きになります。

 電文は、できるだけオリジナリティを持たせたいものです。ただし、読み上げられることもあるので、あまりくだけた表現は使わないようにしましょう。ことわざや名言、俳句などを盛り込むと、ユニークで印象に残りやすいようです。最近は「刺しゅう電報」「押し花電報」「メロディ電報」「フラワー電報」といったたのしいお祝い電報もよく使われています。また、自筆のメッセージやイラストを送ることのできる電子郵便なども喜ばれるでしょう。

 オーソドックスな祝電を打ちたいときは、電話帳に出ている文例を利用すると便利です。「お祝いの〇番」と文例番号で申し込むと、その文がカナ漢字まじりで配達されます。

 オーソドックスな文例とオリジナルの文例を紹介しましょう。
・ゴ結婚オメデトウゴザイマス 新生活ノ門出ヲ 心カラオ喜ビイタシマス(お祝いの一二番)
・華燭ノ盛典ヲ祝シ ゴ多幸ヲオ祈リシマス(お祝いの一一番)
・喜ビ一杯幸セ一杯ノ今ノ気持イツマデモ(お祝いの一〇番)
・春美さんのお好きな乾杯の歌詞を贈ります はるか長い道のりを歩き始めた君に幸せあれ
・よき妻を持つと酒もうまい 幸せなお二人に乾杯
・春樹くんのお好きな太宰治の名言を贈ります 愛することは命がけだよ 甘いとは思わない


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子どもも招かれたときのお祝いは

 披露宴に子どもも一緒に招かれた場合は、お祝いの額も迷うところ。招待された子どもの年齢にもよりますが、小学生以上で、料理その他一人前のもてなしを受けると予測される場合は、やや多めのお祝いを贈るべきでしょう。また、子どもといっても大学生や社会人になっていれば、子ども本人の名でちょっとしたお祝いをプレゼントしたいもの。インテリア小物やブーケなどがいいでしょう。

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地方別結婚祝い

●北海道地方
 北海道の披露宴は、そのほとんどが会費制の祝賀会として行われるため、出席する人たちは、直接会場の受付で全員一律の会費を支払う形になります。親しい友人などの場合でも、会費のほかにお祝い金を持参するケースは少なく、とくにお祝いの品物を贈りたいときは、自宅のほうに持参することが多いようです。

●東北地方
 青森県の津軽地方などでは、新郎側へのお祝いは表書きを「御祝」としますが、新婦側へのお祝いには「御贐(はなむけ)」とすることがあります。ただし、これは式当日までにお祝いを贈る場合で、式がすんでからの場合は「御祝」とします。
 岩手県や宮城県などでは、親戚などはお祝いの金包とは別に新婚旅行のせんべつとして、「御贐」と表書きをして一万~五万円程度を包むようです。また、盛岡市周辺では、当日のお祝い金とは別に前もって品物を自宅に届けるケースが多く、その場合も表書きを「御贐」とします。そのほかの地域でも、秋田県本荘市、山形県米沢市周辺など、お祝いのほかに「御贐」として現金や品物を贈るところが見られます。

津軽地方などでは新郎側に贈るお祝には「御贐(はなむけ)」とすることがある

●関東地方
 お祝いは、親戚など親しい人は事前に自宅へ持参するようです。包む金額の目安は、友人などの場合で二万~三万円です。
 神奈川県の南部、西部、中央部では、式の前に自宅へお祝い金を持参し、さらに当日の会場にも「御祝儀」などと表書きした金包を用意することがあります。

●北陸地方
 披露宴当日、金包を持参するのが一般的で、金額の目安は友人の場合で二万~三万円です。また、新潟県、富山県、福井県では、お祝い金に清酒を添えることがあります。石川県では、遠方の場合を除いて、ほとんどの人が事前に自宅のほうにお祝いを持参するようです。

●甲信・東海地方
 ほとんどの地域で多くの場合、お祝いは現金を用意し、当日会場に持参します。金額の目安は友人の場合で二万~三万円です。岐阜県の高山市周辺では、式の一週間くらい前の吉日にお祝いを自宅に届けることが多いようです。また、美濃・加茂・東濃地方では、親族の場合、会場の受付にお祝い金に風呂敷と扇子一対を添えて持参することがあります。

●関西地方
 披露宴当日に現金を会場に持参するのが一般的ですが、ていねいなかたちとして、式の前に、次のような体裁で新郎や新婦の自宅に届けることもあります。
 京都市内や大阪府では、熨斗・末広・目録・金包を片木(へぎ)盆にのせ、広蓋(ひろぶた)・ふくさ・家紋風呂敷を用いて贈るのがていねいとされています。受けた側では「ため紙」を差し上げ、祝儀袋にいただいた金額の一割程度を入れます。
 兵庫県でも、片木盆に熨斗・末広・金包をのせて届けます。正式にはふくさ・祝儀盆も用います。受けた側は、品物でいただいた場合は「ため紙」だけを返し、後日、内祝い品を届けます。滋賀県彦根市周辺では、お祝いに熨斗・末広をつけ、受ける側では「ため紙」にお茶菓子などをつけて返します。
 なお金包の抱き合わせの紙は、新婦へは紅、新郎へは緑か青にします。

関西地方で用いられる「ため紙」は懐紙を折りたたんで束ねたもの

●中国地方
 披露宴当日に現金を会場に持参するのが一般的で、金額の目安は友人の場合で二万~三万円です。
 岡山県、鳥取県、島根県出雲市周辺では、新婦への表書きには「贐」と書くこともあります。出雲市周辺では、親族の場合は多留(たる)料・栄名(さかな)料・八木(はちもく)料・末広を盆にのせて持参するのがていねいなかたちです。広島県では、お祝いに熨斗・末広を添えて片木台にのせてふくさをかけ、式の一週間くらい前までに持参するのがていねいなかたちとされています。

●四国地方
 徳島県、香川県、愛媛県松山市では、お祝いを事前に自宅に持参することが多く、友人で二~三万円が目安です。徳島県、香川県では表書きには「御歓」と書きます。
 高知県では、披露宴客が二百五十名くらいになるのがふつうです。お祝いは当日会場に持参することが多く、友人で一万円程度が目安です。

●九州地方
 お祝いは現金で、当日、会場に持参するのが一般的です。表書きは「寿」「御祝」などとし、友人で二~三万円程度が目安になります。

●沖縄地方
 披露宴には二百五十人前後もの人を招待するケースが多く見られ、当日、現金を持参するのが一般的です。目安は一万円程度とされています。


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