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婚約パーティの演出と招待者は?


●招待者は心から祝ってくれる人に絞って  


 友人や知人などの親しい人たちを招き、婚約を発表するのが婚約パーティです。パーティの参会者全員が婚約の証人となり、参会者から祝福を受けたり、婚約から結婚に至るまでの間の助言と協力をお願いします。大勢の人たちと賑やかに祝いたい場合に最適の方法です。

 方法は、本人たちが招待する場合と、友人や知人が発起人となってパーティ参加者を呼びかけて会費制で行う場合があります。前者のように招待にするなら、本人二人が自分たちの交友関係からどのような関係者を招くか、相談して決めます。人数や顔ぶれがだいたい決まったら、次は会場の手配を。会場によって予算もかなり違ってくるので、全体の予算を念頭に置いて人選してもいいでしょう。後者の場合には、発起人が本人たちと話し合って周囲に呼びかけます。この際、本人たちの希望を前提として進めていくようにしましょう。

 パーティとはいえ、結婚披露パーティとは内容が違うので、義理や職場関係の人などを招く必要はありません。普段から親しくつき合いのある友人や知人、親戚を中心に、心から祝ってくれる人たちだけに絞ります。



●婚約誓約書に署名捺印や記念品の交換などを


 パーティの演出は、会場選びから始まります。ホテルやレストランの一室、喫茶店などを貸し切りにして行う方法もあります。もちろん、本人二人どちらかの自宅を会場にしてもかまいません。人数が多ければ、ホテルの広間や公民館などを利用する方法もあります。しかし、いくら経済的に余裕があっても、芸能人の婚約や結婚披露のパーティではないのですから、内輪のパーティを心がけるべきでしょう。

 パーティのオープニングに二人の婚約を発表するか、誓いの言葉を二人が述べてもいいでしょう。欧米では女性の父親が娘の婚約を発表するのがしきたりですが、本人二人や信頼のおける先輩、親しい友人に発表してもらうほうが現代にふさわしいと思われます。

 パーティの規模によっては、さまざまな演出を交えるのが効果的。本人たちが音楽が好きなら、好みの曲を選んでBGMに流すのも個性が出せます。友人や知人からお祝いのメッセージや詩の朗読、花束を贈ったりするのも一つでしょう。会食形式なら、全員で乾杯して祝福するのがいちばんのお祝いになるはず。また内容に、婚約誓約書の署名捺印や婚約記念品の交換など、本人たちの希望で盛り込んでいきます。挙式の予定なども報告し、招待者や参会者一人ひとりに本人二人がお礼のあいさつをすることも忘れずに。


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