冠婚葬祭Q&A マナー辞典 > 結婚のマナー > 婚約 > 婚約式を行う場合は?
第三者が立ち会って、婚約の誓いを交わすのが婚約式です。キリスト教徒にとっては婚約式が不可欠ですが、宗教と関係がなくても、本人二人の誓いを重視したい場合には婚約式という形がふさわしいでしょう。
キリスト教にのっとり婚約式を行う場合は、方法や式場,必要事項、証人については司式の牧師や神父に尋ねて指示に従います。証人となる立ち会い人は、本人以外なら親やきょうだいなど、だれでもかまいません。このほか、親やきょうだい、友人などに参列をお願いするといいでしょう。
宗教によらない場合はとくに決まった形式はありませんが、証人となる第三者が立ち会うことが第一条件。式としての体裁を整えたい場合には、友人などに司会を頼みます。場所は自宅や集会場,ホテルの一室のほか、ニ人にとって記念の場所など、婚約を誓い合うのにふさわしい場所であればいいと思われます。ただし、本人同士の思いつきを優先するあまり、出席する立ち会い人や付き添いに迷惑をかけないように注意を。また結婚式とは違うので、家族や親しい友人中心に人数をできる限り絞って内輪で厳粛な式にしたいものです。
正式な式次第は、本人二人の入場・着席のあと司式者の開式の辞に続き、二人の誓いの言葉となります。二人の希望によっては誓約書への署名捺印や婚約記念品の交換などを行ってもいいでしょう。誓約書には本人二人以外に、証人もサインします。証人が二人の婚約を宜言し、婚約が成立します。全員で乾杯し、列席者の祝辞や二人のお礼や抱負のあいさつなども盛り込んで、式後は会食や茶会などのパーティを。