冠婚葬祭Q&A マナー辞典 > 結婚のマナー > 縁談を求めるとき > いざ交際を始めたら?
二、三か月おつき合いをしてから結論を出すのがふつうですが、その期間にお互いを理解し合い、恋愛感情が芽ばえれば理想的でしょう。そうしたプロセスを大切にするためにも、節度ある交際を心がけたいものです。
デートは、遠出を避け、帰りも夜遅くならないようにします。食事や映画鑑賞、互いの趣味などを通じて相手を理解し、将来についてどんな考えをもってをいるかなど話し合うといいでしょう。デートの費用は折半が原則。といっても支払いのたびに折半では不粋ですから、食事をごちそうに、なったら映画代はもつというように、全体の支出に対して半分程度を負担し合います。
交際の進展状況について、時折、紹介者に報告するのが礼儀です。紹介者は二人を引き合わせるだけでなく、結果が出るまで責任がありますから、経過報告は忘れずに。また、二人の間に何か問題が起きたときも紹介者に相談します。報告は電話でいいですが、いつも一方が報告するというのでは話が偏りがちですから、できれば双方が交互に報告するといいでしょう。
交際を始めた初期は、まだ恋人でもない、婚約者でもない間柄ですから、できるだけプレゼントのやりとりはしないようにします。それが相手の誕生祝いであっても、結論の出ないうちは、食事をごちそうするとか花を贈る程度にしましょう。万一、破談になった場合、高価なプレゼントなどはトラブルの原因にならないとも限りません。