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昇進・栄転を祝う場合は?


●自分から吹聴しないよう心がけて

 
 会社などに勤めていれば、昇進や栄転はつきもの。本人や家族にとっては、このうえなくうれしいものですが、社内にはうらやましく思う人もいないとは限りません。先方から「おめでとう」と声をかけられたときには、「おかげさまで」などとあいさつするのが礼儀ですが、自分からは決して吹聴しないように心がけましょう。

  こういったことも踏まえて、派手な宴会などを開くのは避けるべきです。もし祝いの席を設けるなら、昇進や栄転した人の立場や気持ちにもとづいて考えるようにします。社内の上司や同僚が昇進や栄転する場合は、職場の慣例に従うか、内輪の会に留める程度にしましょう。とくに気をつけたいのは、栄転を祝うとき。まわりは栄転だと思っていても、左遷の場合があります。軽はずみに宴会などの準備をしないよう注意が必要です。

  お世話になった人が昇進や栄転するときには、記念品や祝い酒などを贈ります。遠くへ赴任する場合には、餞別を。単身赴任なら、一人暮らしに役立つような品物を贈るのも喜ばれるでしょう。

  お祝いを受ける立場では、お返しの必要はありませんが、お礼のあいさつ状や転勤先の名産品などを贈ります。


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