冠婚葬祭Q&A マナー辞典 > 贈答のマナー > 贈りもののマナー > 贈りものをするときの心得は?

贈りものをするときの心得は?

ギフトは愛をかたちにする効果的な媒体


贈りものは、相手に伝えたい自分の気持ちを品物に託して届けることで、意志伝達をより効果的にし、コミュニケーションを良くするためのものです。「おめでとう」「ありがとう」「お元気で」「よろしく」といった気持ちを言葉で伝えるだけではなく、金品でより鮮明に相手の心にアピールする役割を持っています。贈りものを受け取るとうれしく感じて心が弾むのは、ただ自分の持ちものが増えるからではなく、贈り主の心遣いが豊かな気分にさせてくれるからではないでしょうか。そして、また、贈りものは“愛をかたちに”するいちばん確かな方法といえるでしょう。相手に持っている愛情や、思いやりもかたちにしなければ、伝わりません。その媒体となるのがギフトです。そうした相手を思う気持ちがあれば、決して虚礼ではなく、相手の喜ぶ顔が浮かんでくるような贈りものがごく自然に選べるはず。すべての贈りものは、愛が根底にあるということを銘記すべきでしょう。そうすることによって人の心と心を結ぶ糸となり、心を伝え合い、人間関係をスムーズにする手段ともなります。贈りものは、伝えたい心があるからこそ贈るのだということを忘れないようにしたいものです。


このページのトップへ