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贈りものにはどんな種類が?

TPOをわきまえて贈りものを使い分ける


贈りものは、パターンとして三つあります。一つは個人から個人へ贈るパーソナルギフト。これは結婚祝いや誕生祝いのように個人の心に訴えるものです。欧米ではこのパーソナルギフトが中心ですが、日本では歴史が浅いためか、まだ定着しているとは言えません。したがって品選びや贈り方にもぎこちなさが感じられます。しかし、最近は若い世代の間で個性豊かなギフト習慣が浸透し始め、今後は新しい文化の一つとなりそうです。二つ目はお中元・お歳暮など年中行事にちなんで行われるシーズナルギフト。家族や家庭単位で交わされるこのシーズナルギフトが現在の日本の贈りものの主流です。それだけに形式化、マンネリ化の傾向が強く、今後は、この傾向を改めていくことが必要と言えるでしょう。三つ目は企業などが顧客に配る粗品や景品などのソーシャルギフト。企業PRや賞品など不特定多数を対象にする反面、贈る側の目的が明確なのが特徴です。いずれにしろギフトには、いつ、何のために、誰に、どんな形で贈るのか、といったTPOがあります。こういったTPOを考慮したうえで、品選びや贈り方のスタイルを使い分けることが大切でしょう。


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