冠婚葬祭Q&A マナー辞典 > 祝事のマナー > 祝事のマナー > 成人式に出席する装いは?

成人式に出席する装いは?

●自分らしさを象徴する礼装を新調するつもりで

 かつての元服に相当する成人式は、戦後に制定された祝祭日です。この日から子供は社会の一成員として正式に認められます。本人にとっては、これを機会にすべて自分の責任において人生を歩み始めることになり、親にとっては子供を一人前、つまり自分と同格の人間として接することになる日です。親と子供はもちろん、子供と社会との新しい関係のスタートを記念して祝いたいものです。

 成人式には、地域や職場で式典が行われることも多いので、ぜひ出席して同年代の友だちと喜びを分かち合いましょう。こういった式に出席するときやお祝いのパーティーには、自分の考えで式典や記念行事にふさわしい改まった服を選びます。男性なら上下揃いのスーツにネクタイ、フォーマルにしたければダークスーツを。女性は振り袖やパーティーウェアが主流ですが、スーツやフォーマルなドレスのほうが自分らしさを出せるかもしれません。どちらにしろ、今後の生活に必要な礼服をこの機に新調するのが意味のあることです。レンタルしてまで晴れ着を着るのは、成人式の主旨から考えるとあまり感心できることではないでしょう。


このページのトップへ