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お通夜とは?


●お通夜とは?


 通夜はもともと故人の霊を慰め、別れを惜しんで一晩一緒に過ごし たのが始まりです。
故人と親しい人が集まり、一晩中灯りをともして お線香をたいていました。その名残で、現在も故人と親しい人が集まって 供養します。最近では葬儀や告別式に参列できないようなら、それ ほど親しい間柄でなくても通夜に参列すれば、礼をつくしたことに なります。



●受付では?


 まず「この度はご愁傷さまでございます」と簡単にお悔やみの言葉を 述べます。そしてふくさから香典を取り出し、「御霊前にお供えください」とひと言添えて受付の方に向けて渡します。
芳名帳に住所と名前、 会社関係者なら部署名なども記入しましょう。
香典は必ずふくさから取り出して渡しましょう。

香典は必ずふくさから取り出して渡しましょう。



●お焼香は?


 お焼香には立礼と座礼があるほか、会場が狭いときは回し線香をする ことも。
また神式葬儀では数珠や線香は使いません。 ここでは最も一般的な抹香焼香(粉末状のお香を使う)を紹介しましょう。

1 左手に数珠を持ち、遺族と僧侶に一礼して焼香台へ。遺影を見つめ軽 く一礼して小さいほうの器に入った抹香をつ
  まむ。
2 抹香を親指、人さし指、中指の3本でつまみ、軽く頭を下げながら目の高さまで持ち上げる。
3 抹香を香炉の中にパラパラとまくように落とす。1回でOK。
4 遺影を見つめて手を合わせ、目を閉じて故人の冥福を祈りましょう。 2、3歩下がって僧侶、遺族へ礼をして戻る。

1 左手に数珠を持ち、遺族と僧侶に一礼して焼香台へ。遺影を見つめ軽く一礼して小さいほうの器 に入った抹香をつ
  まむ。
2 抹香を親指、人さし指、中指の3本でつまみ、軽く頭を下げながら目の高さまで持ち上げる。
3 抹香を香炉の中にパラパラとまくように落とす。1回でOK。
4 遺影を見つめて手を合わせ、目を閉じて故人の冥福を祈りましょう。2、3歩下がって僧侶、遺 族へ礼をして戻る。



●通夜ぶるまいの受け方は?


 通夜ぶるまいとは、近親者や親しい友人が別室で故人をしのんで開く 小宴のこと。
この席には故人とあまり親しくない弔問客は出席しないのが礼儀です。
もし引き止められたら、ひと口でも箸をつけるのがマナーですよ。そのとき故人と関係のない話は慎み、大声を出して騒いだりしないように。だいたい10~15分で帰るのが一般的ですが、 遺族が寂しい思いをしているなら居残るなどの心配りが大切です。


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