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喪主になるのは誰?

●男女の別なく故人にいちばん近い人  

 

 喪主は故人に代わって葬儀を主催し、弔問を受ける立場ですから、故人といちばん近い人が務めるものです。

 以前は法律上の相続人で主に男性がつとめましたが、最近では性別にかかわらず、故人ともっとも緑の深い実質的な後継者にあたる人を喪主に選ぶのがよく、女性でも当然喪主をつとめることができます。

 夫や妻が死亡したときはその配偶者が、配偶者が死亡しているときや高齢の場合は同居している子供またはそれに近い子供の順序で決めます。結婚していて姓が変わっている子供でも差しつかえありません。子供がいない場合は親か兄弟姉妹、あるいはおじやおば、甥や姪がなることもあります。やむを得ず未成年の子供が喪主になる場合には、おじなどの親族のなかから一人が後見人となります。

 子供が親よりも先に死亡した場合は、両親のどちらかが喪主をつとめます。

 故人に身寄りがいない場合は、友人などが施主としてつとめることができますが、施主は葬儀だけでなく、引き続き法事などの施主となることも多いですから、供養を責任を持って行える人であるかどうかを配慮しながら選ぶことが大切です。


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