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忌服期間の心得は?

慶事などの華やかな席への出席は控える

 
 結婚披露宴や祝賀会などの慶事への出席は、忌服期間中は控えるのがマナーです。忌服中と言って、丁重に断るのがエチケットです。ちなみに招かれる側として、結婚披露宴への出席は、少なくとも忌明けの法要がすむまでは遠慮するようにします。ただ、父母や子、同居親族などが死亡した場合を除き、本人の気持ち次第で慶事に出席する例もふえています。もっとも相手が気にすることもありますから、一応断るのも心づかいでしょう。
 結婚式は、当事者のどちらかが忌服期間の場合は延期するのが常識ですが、亡くなった人との関係、年齢など、ケース・バイ・ケースで考えます。

神社への参拝、祭事への参加も慎む 

 神道では死とのかかわりを避けますから、神社への参拝をはじめ、氏神の祭事などへの参加はもちろん、初詣も当然控えます。
 翌年の正月は年神を祀りませんから、しめ縄や門松、鏡もちなどの正月飾りは不用、おせち料理やお屠蘇などの用意もしないのが習慣です。もちろん年始回りも控えます。

年越しと喪中が重なったときは年賀状は控える 

 喪中は、年賀状を出しません。前もって年賀の欠礼を詫びるあいさつ状を出し、喪に服していることを明記します。


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