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自宅で葬儀を行うときの準備は?


●祭壇を設ける部屋を決める  


 家のどの部屋に祭壇を設置するかを、まず決めます。できるだけ広いスペースを確保したいので、ふすまや障子などをはずし、場合によっては家具なども移動させておきます。また額や置物などの装飾品は片づけますが、はずせないものには半紙を貼るなどしてかくします。

 神棚にはご神体が隠れるように半紙を貼り、神棚封じをしておきます。

◆神棚封じ
神棚や取り外せない額などには半紙を貼ります。



●玄関は人が通りやすいようにしておく


 戸ロには竹のすだれを裏返しにしてかけ、「忌中」札を下げます。玄関は弔問客が頻繁に出入りしますから、邪魔なものは片づけて広々とさせておきます。



●控え室を用意する


 祭壇を設ける部屋のほかに弔問客に通夜ぶるまいをするスペース、さらに遺族や親族が着替えをしたり、僧侶などのための控え室を確保することも必要です。もしもそのスペースがなければ、近所のごく親しい家にお願いすることも忘れないように。



●喪家への道案内を貼る


 指さし札に家名や日時を記入して、弔問客のために最寄りの駅から電柱や曲がり角に喪家への指さし札を貼っておきます。塀などに貼る場合は、そのお宅に許可をいただくことも必要です。

 弔問客がスムーズに喪家へ辿り着けるように、交番やたばこ屋や酒屋などのお店にもあいさつしておくと、道を教えてくれるでしょう。


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