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婚約前のつきあいで大事なことは?



●時には心のこもった手みやげを

 
 親同士の対面が終わると、先方の家を訪れる機会が多くなります。この時期は、まだ正式に婚約したわけではないのですから、相手の親に対しても「お父さま」「お母さま」ではなく、「おじさま」「おばさま」と呼んで、婚約前であるというけじめをはっきりとさせます。また、できるだけ”二人だけ”になるのを避けましょう。
 
 年下の弟妹とは親しくつき合いたいものです。弟妹は、兄(姉)のお嫁さん(お婿さん)候補に強い興味を示すものですから、将来の義弟、義妹と考えて打ちとけたつき合いを心がけましょう。
 
 訪問の際に、ちょっと工夫を凝らした手みやげを持っていくようにしたらどうでしょう。季節の花や、自然な香りのするくだもの、ふるさとの名産品など、心がこもった品を持参するほうが喜ばれますし、あなたの人柄もゆかしく受けとられるでしょう。また、相手の家族の誕生日に気のきいたプレゼントを贈るというのも親密感が生まれていいと思います。あまり馴れ馴れしい感じのものではなく、ケーキや花、お酒などを選び、高価な品は避けたほうが無難です。恋人への贈りものも同様で、高価な品物はむしろ金銭感覚を誤解されます。



●婚約前の交際は慎みある態度が肝要

 
 親の承諾を得ても、二人はまだ恋人の段階ですから、いわゆる”夫婦気取り”は慎みましょう。傍目に見苦しく映るだけで、プラスどころかマイナス効果を与えかねません。
 
 連絡を取り合うのによく電話遣いますがその際にも慎みを忘れず、周囲に気を配りたいものです。まず、職場への電話はできるだけ避けるよう心がけましょう。私用の電話を禁止している職場もありますし、電話での会話はまわりの人も気にするもの。やむを得ない急用で連絡を取るときには、要件を伝えるだけにするよう二人で申し合わせておきます。同じ職場なら、なおさら注意が必要でしょう。
 
 また、家族への電話も、食事時間や早朝、深夜などは慎むべきです。もちろん長電話は禁物。そして電話の終わりには、親や家族へのあいさつ、ことづけを付け加えることを忘れないようにします。


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